任天堂スイッチが応答しないという問題が発生した場合、電源ボタンを12秒間押し続けるとスイッチがシャットダウンすることがあります。
電源ボタンを12秒間押し続けてシャットダウンした後にスイッチが応答しなくなったり、電源が入らなくなったりする場合があります。
この記事では、電源ボタンを12秒間押し続けてもスイッチの電源が入らない理由と解決策を調査しました。
スイッチの電源が入らない主な理由
スイッチが故障した場合の標準的な手順は、電源ボタンを12秒間押し続けて強制シャットダウンを試み、その後再起動することです。
ただし、スイッチの電源がオンにならない場合は、問題の原因は意外と単純なものである可能性があります。
次の3つの項目を確認してみましょう。
バッテリーの充電が切れている
スイッチの電源が入らない一般的な理由は、バッテリーの充電切れです。
バッテリーが十分に充電されていることを確認してください。
バッテリーの充電が切れている場合は、スイッチを再度オンにする前に、約30分間充電してください。
スイッチがフリーズしている
スイッチがフリーズすると黒い画面が表示され、スイッチの電源が入らないと誤って認識される可能性があります。
フリーズした場合は、再度電源ボタンを12秒長押ししてスイッチを強制終了し、電源を入れてください。
スイッチにエラーが発生している
起動中にエラーコードが表示された場合、スイッチに問題が発生しています。
電源をオフにして再度オンにするか、デバイスを再起動すると問題が解決する場合がありますが、問題が解決しない場合は、エラーコードを使用して任天堂の公式Web サイトでトラブルシューティングを行ってください。
12秒押してもスイッチが起動しない時の応急処置
スイッチが起動しない緊急事態に直面したら、次の対応策を試してみてください。
ゲームカードの再挿入
ゲームカードの接触不良が原因でスイッチが反応しなくなることがあります。
カードを一度取り出し、しっかりと再挿入することで問題が解消されることがあります。
汚れの清掃
ゲームカードやスイッチのカードスロットに付着したホコリや汚れも問題を引き起こすことがあります。
柔らかい布で部品を優しく拭き、汚れを取り除いた後、カードを挿入してみてください。
本体の冷却
スイッチを長時間使用したり、充電中に遊んだりすると本体が過熱することがあります。
もし本体が熱を持っている場合は、使用せずそのままにして自然に冷ます時間を取りましょう。
本体を冷却することで、スイッチが正常に起動することがあります。
メンテナンスモードの利用
メンテナンスモードを使用すると、システムの一部を初期化しながらもデータを保持することができます。
セーブデータは消えませんので、このモードを利用することで、スイッチの問題が解決することがあります。
メンテナンスモードを有効にする操作手順は以下のとおりです。
- リスト音量調整の「+」と「-」ボタンを同時に長押しします。
- その状態で、電源ボタンも押してください。
- 画面に「メンテナンスモード」というメッセージが表示されたら、操作が成功しています。
- そこから、「本体更新」のオプションを選択して実行してみてください。
- それで問題が解決しない場合、「セーブデータを保持した状態での初期化」に進んでみてください。
- それでも解決しない時は、最終手段として「本体の初期化」を試してください。
ただし、この操作をするとすべてのデータが消去されますので注意してください。
メンテナンスモードを利用する際の留意点
- 操作を開始する前にジョイコンをスイッチ本体に装着しておく必要があります。
- 本体内のmicroSDカードに保存されているソフトウェアデータは削除されますが、後から再ダウンロードすることは可能です。
- ただし、配信終了したソフトウェアについては、再ダウンロードができない可能性があるのでご注意ください。
応急処理をしても起動しないなら、スイッチが故障しているかも
もしメンテナンスモードを試みても起動しない場合は、スイッチ本体が損傷している可能性があります。
スイッチの故障原因として予想されるのは以下の6つの要因です。
充電ケーブルの不具合
スイッチに充電が行われていない兆候として、画面にバッテリー表示が現れない場合があります。
万が一ACアダプターとしっかり接続していても充電ができない時は、充電ケーブルに問題がある可能性があります。
特に非純正の充電ケーブルを使用している場合は、正常に充電されないことがあるため、純正品の使用をお勧めします。
液晶ディスプレイの故障
電源が入っているにも関わらず画面が黒いままの場合は、ディスプレイの故障が考えられます。
落下や衝撃によってディスプレイが損傷したり、画面が割れたりすると、修理が必要です。
画面の破損は怪我の原因にもなり得るため、迅速な対応が求められます。
冷却機能の故障
スイッチに搭載されている冷却機能が故障すると、本体を適切に冷やすことができなくなり、過熱状態に陥ることがあります。
スイッチは熱に敏感なデバイスであるため、過剰な熱が電源の問題を引き起こす原因となり得ます。
内部基盤の故障
スイッチが落下したり、強い衝撃を受けたりした際、内部の基盤にダメージを受ける可能性があります。
このようなダメージは、しばしば青い画面が表示される「ブルースクリーン」の問題を引き起こすことがあります。
もしスイッチが落下した後、長押ししても反応がない場合は、内部基盤の故障を疑うべきかもしれません。
バッテリーの老朽化
スイッチのバッテリーは時間が経つにつれて劣化します。
通常、バッテリーの寿命は約2年とされていますが、日常的に長時間使用することや充電しながらの使用など、利用方法によってはその寿命はより短くなることがあります。
電源が入らない場合は、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。
水没による故障
持ち運びが便利なスイッチは外出先でもよく使用されますが、その分、飲み物をこぼす、雨に濡れるなどの水没による故障のリスクが伴います。
もし水に濡れてからスイッチが起動しなくなった場合、水没が原因の故障の可能性があります。
水が内部に侵入しショートすると、保存されたデータが失われる恐れがあります。
もしスイッチを水に濡らしてしまった場合は、以下の緊急対策を講じてください。
スイッチの水没した時に自分でできる対応
- 水が内部に入らないように、丁寧に水気を拭き取ります
- SDカードを取り外す
- 機器を動かさず、水平な安定した場所で乾かす
水没時の取り扱い上の注意点
- スイッチを振って水を排出しようとしないこと
- ドライヤーや送風機の使用は避けること
これらは一時的な対応策に過ぎません。
水没が原因で故障したと疑われる場合、早めに専門の修理サービスを利用することを推奨します。
スイッチの修理について
前述の点から、自分で修理しようとするのは難しいでしょう。
もしスイッチに不具合が生じたら、製造元である任天堂に連絡して修理を依頼するのがベストです。
任天堂による修理サービスのメリット
保証期間内であれば、無償で修理可能です。
任天堂による修理サービスのデメリット
- 郵送による修理しか受け付けていない
- 修理期間が長引くことがある
- 大抵の場合、データが消去される
- 予想以上に高額な修理費が発生する可能性がある
任天堂への修理申し込み手順
修理を任天堂に依頼する方法については、以下のステップに従います。
- まず、任天堂の公式ウェブサイトにアクセスし、「オンライン修理受付」ページに移動します。
- 必要事項を入力し、修理依頼を行う。
- オンラインでの手続き完了後、指定された方法でスイッチをサービスセンターに送ります。
この際、送付に際しての詳細な指示に従うことが大切です。
例えば、梱包の方法や送付に必要な伝票の貼り方など、細かな指示に正確に従いましょう。
これにより、スイッチが任天堂の修理センターに無事に届き、適切な修理が施されることに繋がります。
また、修理を依頼する前には、保証期間の確認や修理費用の見積もりを確認しておくことをお勧めします。
これにより、修理の際に想定外のコストが発生することを避けることができます。
修理に関する疑問や不安がある場合は、任天堂のカスタマーサポートに連絡を取り、相談してみるのも良いでしょう。
スイッチの修理費用について
スイッチに関しては、保証期間中であれば基本的に無料で修理が受けられます。
しかし、保証書が紛失していたり、購入時のレシートを紛失しているときには、修理が有料になる可能性があるため注意が必要です。
修理が複数箇所に及ぶ場合には、予想を超える追加費用が発生することがあります。
修理費用の概算は、任天堂の公式ウェブサイトでご確認いただけます。
スイッチの修理期間に関して
任天堂サービスセンターに製品が届いてから、概ね10日から2週間程度の期間で修理が行われます。
ただし、任天堂が休業している期間や、購入した店舗を経由して修理依頼をする場合は、修理完了までに通常よりも時間がかかることがあります。
まとめ
任天堂スイッチの電源が入らない場合、まずはゲームカードの抜き差しやメンテナンスモードでの起動を試すなどの基本的な対処法を試みます。
これらの手段で問題が解決しない場合は、専門家のアドバイスや修理サービスが必要です。
任天堂の公式サイトに掲載されているトラブルシューティングを読んでも問題が解決しない場合は、修理が最善の選択です。
修理の申し込みは任天堂のウェブサイトを通じて行い、保証期間や料金に関する詳細を確認の上、必要な手続きを行ってください。