ブロッコリーを加えることで料理が一層鮮やかになりますね。
以前、ブロッコリーをマヨネーズで食べるCMが話題になったように、茹でてそのまま食べられる便利さで、ブロッコリーは多くの家庭で愛用されています。
しかし、時には茹でた後に色が変わってしまうことがあります。
この記事では、ブロッコリーがなぜ茹でると茶色くなったり、紫色に変わるのか、そしてそれを防ぐ方法について掘り下げていきます。
購入してそのまま置いておくと色が変わることもありますが、変色したからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。
変色の理由や、変色しても大丈夫な色、予防方法について詳しく見ていきましょう。
茶色に変わるブロッコリーの原因と対策
ブロッコリーが茹でた後に茶色く変色する主な理由は、過度な加熱にあります。
加熱しすぎると、ブロッコリーに含まれる色素が失われ、色が変わってしまうのです。
しかし、色が変わっても食べる上での健康リスクは特にありません。
ただし、加熱により水溶性の栄養素が流出しやすくなるため、注意が必要です。
適切な茹で時間は約2〜3分が目安で、加熱後は冷水で急冷して色の変化を抑えることができます。
また、色と栄養を保持するためには、蒸し調理がおすすめです。
変色したブロッコリーの安全な食べ方
ブロッコリーの食べられる部分は花の蕾で、通常は緑色ですが、黄色、茶色、紫へと変色することがあります。
緑色
緑色のブロッコリーは新鮮で健康的であり、安心して食べることができます。
黄色
黄色く変色したブロッコリーは、花が咲く準備が進んでいる状態です。
少し味や栄養が落ちる可能性はありますが、異臭やヌメリがなければ食べられます。
茶色
過度の加熱により茶色く変色したブロッコリーは、健康上の問題はありませんが、見た目や味が劣る可能性があります。
紫
特定の品種で見られる紫色のブロッコリーは、アントシアニンによる自然な色であり、健康効果が期待できます。
変色ではなく、もともとの色なので、安心して食べることができます。
深い茶色に変わったブロッコリー
ブロッコリーが深い茶色に変わるのは、かなり劣化している証拠です。
黄色く変色するのと同様に、見た目だけでなく異臭やカビがないかも確認することが大切です。
ただし、見た目が深い茶色になっていても他に問題が見当たらなければ、食べられないことはありません。
しかし、腐敗している可能性もあるため、捨てることを推奨します。
黒く変色したブロッコリー
ブロッコリーの花蕾や葉に黒い斑点が見られる場合は、注意が必要です。
これはすす病と呼ばれるカビの一種が原因で、感染が広がるとブロッコリー全体が黒く変色します。
全体が黒くなっている場合は、ほとんどの場合腐敗しているため、食べずに封じ込めて捨てましょう。
茶色い斑点がある場合
ブロッコリーは密集していることが多いため、虫が隠れやすくなっています。
すす病やその他の病気を引き起こす虫が付いていることがありますから、ブロッコリーを小分けにして、重曹や塩水で洗うと良いでしょう。
この方法で隠れている虫も洗い流すことができます。調理前には、しっかりと洗うことが重要です。
赤や紫に変わったブロッコリー
市場で見かける赤や紫のブロッコリーは腐敗しているわけではありません。
これらの色は、アントシアニンというポリフェノールが寒さに反応して生じるものです。
このため、赤や紫のブロッコリーも安心して食べることができますし、茹でると緑色に戻ることもあります。
ブロッコリーの茎の変色について
ブロッコリーの茎が変色している場合にも注意が必要です。
茎が茶色く変色しているときは、傷み始めている可能性があります。
変色が部分的なら、その部分を取り除けば食べられることもありますが、茎全体が変色しており、ヌメリや異臭がある場合は、食べずに捨てた方が安全です。
新鮮なブロッコリーの茎は、みずみずしくて弾力がありますので、萎れて柔らかくなっている場合は傷んでいるサインです。
まとめ
ブロッコリーの変色には様々な原因があり、色によって対処法が異なります。
緑色のブロッコリーは新鮮で、黄色や深い茶色のものは劣化の兆候で注意が必要です。
黒や茶色の斑点は、すす病や虫害の可能性があり、赤や紫のブロッコリーは自然な色変わりで問題ありません。
ブロッコリーの茎の変色も、全体的な変色やヌメリ、異臭があれば廃棄すべきです。
調理前の洗浄や適切な保存方法に留意することで、ブロッコリーを安全に楽しむことができます。