VODとストリーミングの違いって何?初心者でも理解できるように解説!

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VODとストリーミングは似ているように感じられるかもしれませんが、実は微妙な違いが存在します。

VODは、主にストリーミング方式で動画を配信するサービスの総称です。

スマートフォン、パソコン、タブレットなどで動画を視聴できるサービスを指し、特定の配信方法や名称を意味するわけではありません。

VODとストリーミングの違いは、VODが提供する動画の種類によって、ストリーミング方式を採用しているかどうかが異なります。

この分野は、専門用語やサービス名が複雑で理解しにくいことが多いですが、わかりやすくこの記事で解説します。

目次

VODとストリーミングの基本的な違い

VODは動画配信サービス全般を指しますが、ストリーミングはインターネットを通じて動画を視聴する技術を意味します。

結果として、VODサービスでもストリーミング技術が使われることがあります。

例えば、テレビ局がVODであれば、ストリーミングはその電波のような役割を果たします。

ストリーミングの特徴とは

ストリーミング(Streaming)とは、インターネットを介して映像や音声をリアルタイムに伝送し、再生する技術です。

「ストリーム再生」や「ストリーム配信」とも呼ばれ、基本的には同じ意味を持ちます。

これには、事前に録画された動画やライブ配信の両方が含まれます。

ストリーミング配信の具体的な仕組みは、スマートフォンやパソコンで映像や音声データを少しずつ受け取りながら再生する方法です。

データを少しずつダウンロードしながら再生することで、ライブ放送やスムーズな動画視聴が可能になります。

一方で、動画データのサイズが大きいと、全データをダウンロードしてから再生を始めると時間がかかります。

例えば、「100」のデータ量がある動画を、10秒に「2」のペースでダウンロードすると、全データのダウンロードに500秒かかります。

しかし、ストリーミングでは、「2」ずつデータを受信しながら再生するため、待ち時間なくスムーズに視聴できます。

ただし、通信環境や端末によっては、小規模なデータでも受信に時間がかかることがあります。

ストリーミング技術を使えば、インターネット上でのライブ放送や快適な動画視聴が実現します。

重要なのは、ストリーミング再生にはインターネット接続が必須であること、そしてストレージの空き容量を気にせずに多くの動画を楽しめる点です。

ストリーミングで配信される動画は、以下の3タイプがあります。

録画済み動画

事前に放送されたドラマ、アニメ、映画、テレビ番組、DVDコンテンツなど、リアルタイムでないもの。

録画済み動画のリアルタイム配信

放送中のドラマやアニメなど、テレビの放送時間と同時に配信されるもの。

生放送・ライブ配信:

コンサートや音楽ライブ、イベント、スポーツの生中継、インターネット番組など、リアルタイムで行われるイベントの生放送。

多くのVODサービスで提供される動画は、録画済みのものが主流です。

VODサービスについて

VODとは、「ビデオ・オン・デマンド(Video On Demand)」の略称で、広く知られている用語です。

「ビデオ・オン・デマンド」の意味は以下の通りです。

Video(映像):動画配信サイトで提供される動画
On(接続されて):動画配信サイトへの会員登録
Demand(要請する):配信されている動画の再生

この言葉は、VODの核心を表しています。

VODサービスは、インターネットを通じて動画配信サイトにアクセスし、動画を視聴するサービスのことを指します。

VODでは、サービスのサーバーに保存された動画を、ユーザーが視聴を希望するときに、PCやスマートフォンで視聴できます。

VODで提供される動画の大半は非リアルタイム配信で、映画やテレビ番組(ドラマ、アニメ、バラエティなど)、DVD作品などが含まれ、ライブ放送は少ないです。

VODサービスでは、視聴者が自由に再生、一時停止、早送り、巻き戻しといった操作ができ、まるでDVDを見ているような感覚です。

配信される動画はインターネット経由でストリーミング再生され、再生のたびにデータ通信が発生します。

また、一部のVODサービスでは、動画を直接端末にダウンロードしてオフラインで視聴できる機能を提供しています。

この場合、ダウンロード再生と呼ばれ、動画が端末内に保存されて再生されます。

ダウンロードした動画はインターネット接続なしで視聴可能ですが、VODサービスによっては視聴期限が設定されており、期限が過ぎると視聴ができなくなることもあります。

ストリーミングとダウンロードの違い

項目ストリーミングダウンロード
リアルタイム配信の可否可能不可
インターネット接続の必要性常時必要再生時は不要
動画データの保存可能性できないできる
ストレージの空き容量の必要性必要なし必要
※ダウンロードで動画を視聴する場合、最初に動画データをダウンロードするときにはインターネット接続が必要です。

ストリーミング再生時の停止やバッファリングの原因

インターネットで動画を視聴しているときに、画面にローディングマークが現れ、動画が途中で停止することがあります。

これを「バッファリング」と呼びます。

ストリーミング再生は、大容量の動画データを小分けにして受信しながら再生する方式です。

通常は、これにより映像や音声をスムーズに楽しめるはずですが、使用するデバイスの性能やインターネットの通信速度、通信環境によっては、再生が遅延したり一時的に停止したりすることがあります。

特にライブ放送を視聴している際の停止は問題となります。動画が停止する原因は複数あります。

インターネットの混雑時間帯について

通常、夜の19時から24時の間はインターネットの利用者が増加し、この時間に動画を視聴すると、ネットワークの混雑により通信速度が低下し、動画の再生が遅くなることがあります。

多くの人が仕事や学校から帰宅後、夕食を済ませてからインターネットを利用するため、特にこの時間帯の混雑が顕著です。

ライブ放送や生中継の場合、多くの人が同時にアクセスすることで、動画がうまく映らないという問題が起こりやすくなります。

使用しているデバイスの性能に関する問題

使用しているデバイス(例えばパソコン、スマートフォン、タブレット)が古い場合、新しいモデルに比べて性能が劣っていることがあり、動画の再生に問題が生じることがあります。

デバイスの性能は日々向上しており、ネット動画やゲームなどのコンテンツもそれに合わせて進化しています。

そのため、古いデバイスでは動画再生に必要な機能や処理能力が不足しており、スムーズな視聴が難しくなります。

また、デバイス自体が新しくても動画が頻繁に停止する場合、通信速度が遅いことが原因である可能性があります。

インターネットの通信速度とストリーミングの関係

ストリーミングで動画をスムーズに視聴するためには、一定の通信速度が必要です。

この速度は、利用中のインターネット回線に大きく依存します。

通信速度が遅いと、動画データの受信に時間がかかり、特にインターネットが混雑している時間帯やライブ放送を視聴する際に、パフォーマンスに問題が生じたり、音質や画質が低下することがあります。

もしより高速な通信速度を求める場合は、より速いインターネット回線のサービスやプランに変更することが考えられます。

必要な通信速度については、各動画配信サービスのQ&Aで確認することができます。

一般的に、3~5Mbpsが動画視聴に適しているとされていますが、4Kなどの高画質動画やライブ放送を視聴する場合は、10~15Mbps程度の速度が望ましいとされています。

自分のインターネット回線の速度は、Googleのインターネット速度テストなどで簡単に確認できます。

無線接続がもたらす影響

インターネット回線の安定性は様々な要因により影響を受けますが、特に無線接続は不安定になりやすく、データ転送量が有線接続に比べて少ないため、動画データの受信に時間がかかる場合があります。

私が行った速度テストで、無線接続を使用しているノートPCは通信速度が最も遅かった例があります。

有線接続は通信が安定し、データ転送量も多いため、動画が途中で止まる問題が発生している場合には、有線接続に切り替えることで改善される可能性があります。

まとめ:VODとストリーミングの違い

この記事では、VOD(ビデオ・オン・デマンド)とストリーミングの違いについて説明しました。

動画配信において、これらは2つの主要な形式で、それぞれ独自の特徴を持っています。

VODの特徴について:

  • VODは動画配信サービスの総称であり、利用者は提供される様々な作品から選んで視聴できます。
  • ストリーミング配信とダウンロード配信の両方を提供し、録画済みの動画やライブ放送も視聴可能です。
  • ダウンロード配信では、動画を端末に保存してオフラインで視聴することができます。

ストリーミングの特徴について:

  • ストリーミングは、インターネットを通じて映像や音声をリアルタイムで受信しながら視聴する技術です。
  • 大容量の動画データを少しずつ配信することで、スムーズな視聴を可能にします。
  • 生放送の配信や視聴が可能であり、これはストリーミング独自の大きな魅力です。
  • 常にインターネット接続が必要となります。

ストリーミング再生時の画質やパフォーマンスはインターネットの通信速度に大きく左右されます。

特に無線接続は不安定になりやすいため、有線接続に切り替えることで改善される可能性があります。

適切な通信速度を確保するためには、動画配信サービスが推奨する速度基準を確認し、必要に応じてインターネット回線のプランを見直すことが重要です。

結論として、VODとストリーミングはそれぞれ独自の利点があり、ユーザーの視聴環境や好みに応じて選択するのが最適です。

ストリーミングでの快適な視聴体験には、適切な通信速度と安定したインターネット接続が必須です。

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