11月にはどのような行事やイベントが予定されているのでしょうか?
この月に開催されるさまざまなイベントや行事を詳しくご紹介します。
学校での文化祭や学園祭がないからといって、11月が退屈だと感じている社会人にも、楽しめるイベントが数多く用意されています。
11月のイベントや行事16選!
11月はハロウィンとクリスマスの間とされ、目立つイベントが少ないと考えられがちですが、実際には様々なイベントが開催されています。
七五三
七五三は、7歳、5歳、3歳の子どもたちの成長を祝う伝統的な行事で、多くの家庭で祝われています。
この行事は、江戸時代に徳川綱吉将軍の長男、徳川徳松の健康を祈って始められたものです。
起源は旧暦の11月15日、鬼が出ないとされる鬼宿日に由来しており、7、5、3を合わせた15という数字にも意味が込められています。
七五三では、年齢に応じて異なる儀式が行われます。
3歳の女の子には「髪置きの儀」、5歳の男の子には「袴着の儀」、7歳の女の子には「帯解きの儀」があります。
昔は子どもの死亡率が高く、「7歳までは神の子」とされ、子どもの健やかな成長を願う心が強くありました。
この七五三は、子どもたちが健康に成長することを祈る大切な儀式です。
文化の日
文化の日は毎年11月3日に設定されており、もともとは明治天皇の誕生日や天長節として祝われていましたが、1948年に祝日法が施行され、「文化の日」として新たに定義されました。
この日は「自由と平和を愛し、文化を育む」と法律により定められています。
具体的には、芸術祭や文化勲章の授与式など、文化活動が盛んに行われる日です。
また、国立科学博物館を含む多くの博物館や自然公園では特別イベントが開催されたり、入場料が無料になるなど、文化への接触機会が増えるため、積極的に外出して新たな発見をするのに最適な日と言えるでしょう。
勤労感謝の日
勤労感謝の日は11月23日に設定されており、ハッピーマンデー制度の対象外で毎年同じ日に祝われます。
この日は「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝する」と法律で定められています。
もともとこの日には新嘗祭が行われ、収穫への感謝を祝う式典が全国で行われていました。
しかし、新嘗祭は農業従事者が中心となっていたため、より広範な職業の人々に感謝を示すために勤労感謝の日として新たに設定されました。
文化祭、学園祭
文化祭や学園祭は、学校行事の中でも特に準備と実施が大変なイベントです。
これらは学校によって「学校祭」や「学院祭」とも呼ばれ、生徒全員が参加する大規模な行事として知られています。
運動会と比較すると、準備や参加にかかる労力がより大きいと感じる人が多いです。
文化祭の開催時期は、修学旅行との調整が必要なため、9月や10月に行われることもあります。
特に秋に運動会が予定されている学校は、さらに日程調整が必要になるため、学校によって開催時期が異なることを理解しておくことが大切です。
ポッキーの日
江崎グリコによって、11月11日は「ポッキー&プリッツの日」と定められ、日本記念日協会によって認定されています。
この記念日は1999年に始まり、ポッキー愛好家にはお馴染みの日です。
グリコではこの日に合わせて多様なキャンペーンやイベントを開催しており、参加すると楽しい体験ができます。
また、SNSやカメラアプリを使ったキャンペーンも実施されているので、ぜひチェックしてみてください。
いい夫婦の日
「いい夫婦の日」は1988年に当時の財団法人余暇開発センター(現在の日本生産性本部)によって提唱されました。
この記念日は11月22日で、日付の語呂合わせが由来です。
この日は意外にも多くの人が知っており、いくつかの有名なカップルが結婚登記を行うことで知られています。
さらに、11月11日が「いい出会いの日」としても登録されているため、特に結婚を考えている方にとっては、11月を有意義に活用できる月です。
紅葉
紅葉の最盛期は地域によって異なりますが、多くの地域で11月は本格的な観賞時期となります。
この時期になると、紅葉が美しく映える観光地は訪れる人々で賑わいます。
私自身、10月に京都を訪れましたが、まだ紅葉が始まっていなくて少し残念でした。
多くの人々が紅葉の美しさを期待して訪れるのを実感しました。
ボジョレー・ヌーボー解禁
ボジョレー・ヌーボーの解禁日は、ワイン愛好家にとって待ち遠しい11月の第三木曜日に設定されています。
このワインはフランスのブルゴーニュ地方、ボジョレー地区で生産され、一般的なワインよりも早く12月25日前に解禁される特例を受けています。
この特別な扱いは、ボジョレー・ヌーボーの特異性を強調しています。
酉の市
酉の市は、日本各地の鷲神社で行われる伝統的な年中行事で、その起源は江戸時代にさかのぼります。
この行事は、秋の収穫を祝い鷲大明神に鶏を奉納することに由来します。
東京では大鷲神社をはじめ複数の神社で行われ、地元民には親しまれているイベントです。
しし座流星群
しし座流星群、またはレオニードとしても知られるこの流星群は、毎年11月中旬から後半にかけて観測することができます。
特に2001年には大規模な流星群が観測された記録がありますが、その活動周期は約33年とされています。
そのため、近年では活動が盛んでない場合もあります。
立冬
立冬は通常、11月7日か8日に設定される季節の節目で、冬の訪れを感じさせる日です。
この日は冬の始まりを告げ、季節の変わり目として重要な意味を持ちます。
小雪
小雪は毎年11月23日頃に訪れる二十四節気の一つで、立冬から約15日後に位置します。
この時期は、北国から初雪の便りが届くこともありますが、まだ本格的な冬の始まりではなく、薄く積もる雪が「小雪」と名付けられた由来となっています。
この頃、自然界では街路樹や果樹が秋から冬へと移り変わり、黄色く色づく様子が目立ちます。
新嘗祭
新嘗祭は、天皇がその年の収穫を神に感謝する宮中の重要な祭祀です。
特に天皇が即位後初めて行う新嘗祭は「大嘗祭」として特別な意味を持ち、国家的な行事として執り行われます。
十日夜
十日夜は、旧暦10月10日の夜に行われる収穫祭です。
この日は「刈り上げ十日」とも称され、稲刈りが終わり田の神が山に帰る日とされています。
この行事は月見よりも収穫を祝うことが中心で、農村部では特に重要視される伝統的な祭りです。
将棋の日
将棋の日は毎年11月17日に設定されており、日本将棋連盟によって記念日として定められています。
この日は、徳川吉宗が御城将棋を奨励するために「御城将棋の日」として定めたことが起源です。
この日を中心に様々な将棋イベントが行われ、将棋愛好家にとっては年間で最も楽しみな日です。
ユネスコ憲章記念日
1946年11月4日に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の憲章が発効し、この日ユネスコは正式に設立されました。
この組織は国際平和と世界の福祉向上を目的として活動しており、日本も1951年からメンバーとして加盟しています。
まとめ:11月のイベント
11月のイベントや行事について紹介しました。
特に重要なのは新嘗祭で、新天皇が即位する際には、特別な大嘗祭として行われます。
この行事は一般的にはあまり馴染みがないかもしれませんが、その意義や儀式について詳しく知っている人も多いです。
一般の人々が招待されることもありますが、参加するには多大な運と激しい競争を勝ち抜く必要があるため、非常に困難です。