津市大門「しあわせ食堂」

リーズナブルでボリューミーなお弁当をご提供

以前、久居に店舗を構えていた『しあわせ食堂』。お昼は定食メニュー、夜は居酒屋メニューが人気のお店でしたが、コロナの影響もあり2021年に閉店を余儀なくされました。

そんなしあわせ食堂がお弁当屋さんとして再出発し、津がんばるマルシェに出店しています。

しあわせ食堂のお弁当は、400~500円とリーズナブルでボリューム満点!メインだけでなく、煮物や卵焼き、赤ウインナーなど、お弁当に入っているとなんだか嬉しいおかずが少しずつ入っているのも“しあわせ”です。

毎日3種類程度のお弁当が並び、この日は「さば弁当」「ハンバーグ弁当」「フライ弁当」。日によってメニューは変わるそうなので「今日のメニューは何かなー?」と気軽に覗いてみてくださいね。

■しあわせ食堂はみんなで助け合って運営

しあわせ食堂のお弁当を作るのは、就労継続支援B型事業所「はっぴーたいむ」を運営する、合同会社ハピネスの職員の皆さん。

今回はハピネスの生活支援員 飯田琴音さんにお話しを伺いました。

「就労継続支援B型事業所『はっぴーたいむ』は、現在津市内に2ヶ所あり、障がいをお持ちの方が自分らしく生きていけるよう支援させていただいております。主な作業は事業所内での内職やアクセサリー作りですが、しあわせ食堂の盛り付けやマルシェでの接客もお手伝いしてもらっています」と飯田さん。

津市大門にある調理場で職員の皆さんがお弁当の調理をし、一部の盛り付けやテープ貼りなどの簡単な作業を、就労支援施設の利用者さんがお手伝いしているのだとか。

「事業所内で作業をする利用者さんは、普段あまり外部の方と接する機会がありません。しかしマルシェに出店するようになり、お客様とのふれあいの中で、今までできなかったことができるようになったり、自発的に行動できるようになってきたりと、少しずつ変化していると感じます。何より“食”に対して前向きになってくれていることや、楽しんで仕事をしてくれていることが嬉しいですね」と飯田さんは笑顔で話します。

お弁当屋さん「しあわせ食堂」は職員の皆さんが調理をし、利用者さんがお手伝い。就労支援施設「はっぴーたいむ」では利用者さんが作業をし、職員の皆さんがサポート。みんなが助け合って運営しています。

■今後はアクセサリーの販売も?!

現在マルシェではお弁当の販売をしていますが、今後は利用者さんが事業所で制作したイヤリングやブレスレットなどのアクセサリー販売も考えているのだとか。

「アクセサリー制作も少しずつ進めており、今後在庫ができ次第販売していきたいと考えていますので楽しみにしていてください。マルシェは利用者さんにとってチャレンジできる場所、そしてお客様とふれあえる数少ない場所です。ぜひ気軽に会いに来ていただきたいですね。またお客様にとってはお値打ちで美味しいお弁当や可愛いアクセサリーと出会える場所になれれば嬉しいです」と飯田さんは話します。

また飯田さんは、利用者さんから学ぶことも多いそう。「障がいは個性です。作業内容や接客など、利用者さんにとって難しいと感じることもあると思いますが、その中で感情のコントロールをしようと奮闘しているところは、見ていて本当にスゴイと感じます。マルシェや事業所で利用者さんが前向きに一歩一歩進んでいることを感じる日々。私も見習わなければと思うことがたくさんありますね」。

ちなみに身につけているエプロンは事業所の利用者さんによる手作り。

利用者さんにとって津がんばるマルシェは、できることややりたいことにチャレンジし、自分の自信につなげられる場所になっているようです。

「しあわせ食堂」は、水曜日以外、つまり月火木金曜日に出店しています。「今日はどんなメニューかな?」「アクセサリーはあるかな?」と、ぜひ気軽に覗いてみてくださいね。

※情報は2022年9月時点のものです。価格や出店情報は変更になる場合があります

■しあわせ食堂

住所:津市大門24-2 SIビル5 1F

TEL:059-273-6039

津市公式HP
TEL059-229-3114・3169
FAX059-229-3335