津市河芸「ヤマキ水産株式会社」

干物のイメージを覆す、ふっくらジューシーな「ソフトひもの」

皆さんの干物に対するイメージって、どんなものですか?

もしかすると「かたい」「しょっぱい」「子どもが食べない」などといったイメージの方もいらっしゃるかもしれません。

今回はそんなイメージを覆す干物をご紹介します。その名も『ソフトひもの』。

箸がすっと通るほどふっくらジューシーに仕上げられ、焼くのはもちろん、煮たり揚げたり混ぜたり…なんと調理ができる干物なんです。

■自分が食べたいと思うものだけを提供

お話を伺ったのは、ご本人曰く「見た目はいかつい頑固オヤジ。でも心はとってもソフト(笑)」な、ヤマキ水産株式会社 代表取締役の丹羽義一さん。

丹羽さんのご実家では、100年以上前から伊勢湾でとれた魚を仕入れて捌き、天日干しをして販売いたのだとか。時は流れ、ヤマキ水産を法人化したのは38年程前。昔のノウハウを継承しながらも、乾燥機や真空・冷凍技術を導入し、現代人の舌やライフスタイルに合う干物を開発していったのだとか。

ヤマキ水産の干物は添加物を使用していませんが、機械で乾燥させ真空冷凍することで、魚を獲ってから約2年、出荷から1年以上保存が可能というから驚きです。

■他社には真似できない繊細で絶妙な味付けへのこだわり

丹羽さんのモットーは、『自分が食べたいもの以外は、お客様に提供しないこと』そして『商品と値段のバランスがとれた適正価格』。

お求めやすい価格を実現できるよう、伊勢湾や日本だけでなく世界の海で獲れた魚も使用していますが、すべて自分で食べて納得した魚のみを使用しています。

そうして試行錯誤しながら誕生したのが「ソフトひもの」。

丹羽さんがつくるソフトひものは、「魚醤干し」と「みりん干し」の2種類が基本。

それぞれの調味液には、大手ではなかなか使用できない調味料を惜しみなく使い、大量生産では出せない繊細な味付けにこだわっているといいます。

「われわれのような小回りがきく会社だからこそ、細部にまでこだわった味付けにしなければ、お客さまにも満足していただけませんからね」と丹羽さん。

また魚の種類や脂の乗り方によって、味の濃さや漬け込む時間を絶妙に調節しているそう。

「当社のみりん干しには、ほんの少しだけ“焦がしニンニク”が入っています。ほかとはちょっと違う『忘れられない味』にするための隠し味です」と、丹羽さんは隠すことなく話してくれました。

◎上記写真右から「サバ出汁入り魚醤干し」「銀ヒラス煮ニンニク味醂干し」「銀鮭出汁入り魚醤干し」「イカ焦ニンニク味醂干し」

■焼くだけじゃない!調理ができる干物

ソフトひものは焼くだけでなく、調理ができるのも特徴。片栗粉をつけて竜田揚げにしたり、アクアパッツァにしたり、ご飯や大葉と混ぜて混ぜご飯にしたり、調理法もさまざま。長期保存ができるので、冷凍庫に常備しておけば、朝・昼・夜、おつまみやお弁当にも重宝しますね。

人気はサバ、銀ヒラス、イカ、銀サケなど。定番のアジ・サンマ・カマスなどは扱っていません。「定番は大手に任せます」と丹羽さん。

「魚嫌いだけどソフトひものなら食べる」というお子さまも多いそう。また、ソフトひものを食卓に出すと「ママ、料理の腕上げたね!」と子どもに褒められた…焼いただけなのに…そんなお母さんも(笑)。

「当社のソフトひものは圧倒的にリピーターが多いです。強面の私ですが、怖がらずに声をかけてください!冷やかしでもかまいませんから」と丹羽さんは笑います。

ヤマキ水産は、毎週月曜日と水曜日に『津がんばるマルシェ』に出店。自店舗がありませんので、ぜひマルシェに足を運んでいただき、気軽に丹羽さんに声をかけてくださいね!また道の駅・津かわげなどでも販売しています。津市内にはデリバリーもしてくださるそうです。

これまでの干物の概念を覆す『ソフトひもの』、ぜひご賞味ください!

◎ヤマキ水産株式会社

住所:津市河芸町中別保1862 

電話番号:059-245-0103

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