cocojan kitchen(ココジャン キッチン)

■キッチンカー開業の夢を叶えた店主

津がんばるマルシェ開催中の津市まん中広場に漂うおいしそうな香り…。香りに誘われたその先には、ひと際目を引く可愛らしいフォルムのキッチンカー『cocojan kitchen(ココジャンキッチン)』がありました!

cocojan kitchenの看板メニューは、『キューバサンド』と『さばサンド』。

聞き慣れないメニュー名に「??」という人も多いかもしれませんが、映画好きの方なら「!!」と思われたのではないでしょうか。

映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』は、フードトラック(キッチンカー)でキューバサンドを販売しながらアメリカを横断するロードムービー。店主の松本英樹さんはこの作品に多大な影響を受け、今年4月、ついに夢のキッチンカーを開業し、『キューバサンド』と『さばサンド』を販売することにしたのです。

■ハマる人続出の絶品サンド

まずはcocojan kitchenの看板メニュー、『キューバサンド』と『さばサンド』についてご紹介しましょう。

同店の『キューバサンド(600円)』は、じっくり柔らかくローストした豚肉を各種スパイスとオレンジジュースでマリネし、野菜やチーズともにフランスパンにサンドしたさっぱりとしたサンドイッチ。仕上げにサンドイッチプレスで表面をカリっと香ばしく焼き上げています。

映画に登場するキューバサンドの“飯テロ”なビジュアルに魅了された松本さんは、「いつかキッチンカーを開業するなら、絶対に“キューバサンド”を出したい!」と決めていたのだそう。その思いを叶えた自信作です。

そして『さばサンド(500円)』は、肉厚でジューシーな国産のさばを、ごま油とニンニクで焼き上げ、野菜とともにフランスパンにサンドしたトルコの名物サンドイッチ。こちらもサンドイッチプレスで表面がサクサクに焼き上げられており、さばのジューシーさとの相性抜群。

「パンにさば!?」と、その意外な組み合わせに驚かれるお客さまも多いそうですが、ひと口頬張ると「何これ?おいしい!」という反応を見せてくれるのだとか。

どちらもオーダーを受けてからひとつひとつ調理し焼き上げるため多少時間がかかりますが、ほかではなかなか食べられないその味にハマり、すでに足しげく通う常連さんもいるほどの人気です。

■人と接することが大好きな仲良し夫婦

cocojan kitchenは、松本英樹さん・真弓さんご夫妻が二人三脚で切り盛りするお店。取材のこの日も笑顔いっぱいで対応してくださいました。

英樹さんの趣味はサーフィン。cocojan kitchenのロゴもサーフボードがモチーフになっています。

サーフィンもキッチンカーも始めたきっかけは“憧れ”から。大人になってから何か始めることは勇気が必要ですが、「かっこいい!やってみたい!」という思いをカタチにする英樹さんのバイタリティ、素晴らしいですよね。

そんな英樹さんの思いをサポートする真弓さんは、じつは以前飲食店を経営されていたのだとか。「脱サラしてキッチンカーをやりたいと言ったときは正直ビックリしましたが、私も飲食店の楽しさを知っていますからね。笑って一緒に仕事ができたらいいなと思っています」と真弓さんは答えてくださいました。仲睦まじい素敵なご夫婦です。

フルーツをふんだんに使った真弓さんお手製オリジナルドリンクも絶品!

また真弓さん考案の『厚揚げサンド』は、厚揚げに衣をつけてさらに揚げ、おかか・ネギ・大葉を刻んでタレと絡めてイングリッシュマフィンでサンドしたもの。和と洋が融合した厚揚げサンドは、たまにしか登場しない幻のメニューなのだそう。見かけたらぜひ食べてみてくださいね。

■固定店舗では味わえないキッチンカーの楽しさ

キッチンカーという営業形態を選んだ松本さん夫妻。「固定店舗では味わえない楽しさがあります。待つのではなく自分たちから会いに行けるのは、キッチンカーの醍醐味。新しい出会いはもちろん、数年ぶりの再会もあり、毎日とても楽しいです。これからもいろいろな場所に出店し、もっと皆さんとお話したいですね。冷やかしでもいいので、ぜひ遊びに来てください」とのこと。

津市まん中広場には、基本的に第2・第4水曜日に出店。週末はイベントなどに出店することが多いそう。神出鬼没なキッチンカーだからこそ、見つけたときの嬉しさはひとしお。cocojan kitchenを見つけたら、「あ!ここじゃん!」と、ぜひお2人に会いに行ってくださいね!

■Instagram  https://www.instagram.com/cocojankitchen/

※取材記事は2022年8月末時点のものです

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