津市南丸之内「サンドウィッチ&カフェPEER」

種類豊富、味も価格も大満足のサンドイッチ

津新町駅前に店舗を持つ『サンドウィッチ&カフェPEER(ぴあ)』。お店ではサンドイッチだけでなく、こだわりのコーヒーやフライドポテトなどもいただけるのですが、津がんばるマルシェではサンドイッチの販売をおこなっています。

野菜やたまご、フライなど、バラエティー豊かで色鮮やかなサンドイッチは“これでもか!”というほど具がたっぷり。使用するお野菜は、地元の提携農家さんから仕入れているのだそう。

驚くのはその見た目だけでなく、コストパフォーマンスの高さ!

お惣菜系のサンドイッチは2個入りで300円、フルーツサンドは1個150円、3種類のサンドイッチとフルーツが入ったサンドイッチボックスは500円。

さまざまな種類があるためどれにしようか迷ってしまいますが、人気はチキンカツやミルフィーユカツ、エビレタスやたまごサラダなどだそう。

また季節のフルーツを使用した期間限定フルーツサンドも人気。取材のこの日は、柿やかぼちゃなど秋の味覚を使ったホイップサンドが並んでいました。旬の時期を見計らって訪れるお客様もいるそうです。また、これからの時期は「いちごホイップ」もおすすめです。

サンドウィッチ&カフェPEERを運営するのは、障がい者の相談支援や自立支援をおこなうNPO法人ピアサポートみえ。サンドイッチ&カフェPEERは、主に精神障がいの方を対象にした就労継続支援B型の作業所です。

約20名の利用者さんと職員の皆さんが、お互いにサポートしあいながら、サンドウィッチの製造、販売、店舗販売などを行っています。

今回はサンドウィッチ&カフェPEER職員の村田由美子さんにお話を伺いました。

「PEERで作業をする利用者の皆さんは、それぞれにいろいろな個性を持っています。例えばゆで卵の殻をむくのが得意な人、食器を洗うのが得意な人、パンに具を挟むのが得意な人など、それぞれが自分の得意なことを生かして作業をしているんですよ。できないことはみんながサポートしながら、毎日楽しく真心こめてサンドイッチをつくっています。」と村田さんは話します。

利用者さんのなかには、以前は人と関わるのが怖かったという人や、自尊心を持つことができなかったという人も少なくないそう。しかしPEERで自分の持ち場を与えられたことにより、社会の役に立つことの喜びを感じ、自信につながっているといいます。

「私ともう一人の職員は、障がいを持つ当事者でもあります。だからこそ利用者さんの気持ちに寄り添える部分があると思うんです。何か不安に思うことがあれば、すぐに相談できる環境も整えています。みんながイキイキと作業をする姿は、心打たれるものがありますね。利用者さんによっては、就労継続支援A型に行かれたり一般就労されたりと、ステップアップしていく方もいます。私も含め、みんなにとってPEERは成長できる場所です。」村田さんはそう力を込めてお話してくださいました。

みなさんに支えられて、7周年

サンドウィッチ&カフェPEERは、今年7周年を迎えました。作業所の利用者さんと職員さんだけでなく、生産者さんやお客様にも支えられ、ここまで来たと村田さんは話します。

「マルシェで購入してくださったお客様が、店舗にご来店されることも多いです。店舗ではサンドイッチ以外にも、例えばフレンチプレスで淹れるこだわりのコーヒーやセットメニューなどもご用意しています。ぜひ店舗にもお越しください。」

津がんばるマルシェへは水曜日に出店することが多いですが、詳しくは「津がんばるマルシェ」のWEBサイトや公式SNS(Instagram・Twitter)などでスケジュールは確認してくださいね。実店舗は津新町駅すぐ近くです。実店舗ではモーニングサービスやランチサービスなどもあり、テイクアウトも可能。ちょっと一息つきたい時にもぴったりですよ。

■サンドウィッチ&カフェPEER

三重県津市南丸之内7-28河合ファーストビル1F

TEL:059-273-6878

定休日:日曜日、月曜日

津市公式HP
TEL059-229-3114・3169
FAX059-229-3335