趣味で絵を描く人にとって、「黄土色」はパレットの中で必要不可欠な色の一つです。
ですが、この色は基本的な12色セットに含まれていないことが多いため、自分で作る必要があります。
この記事では、絵の具と色鉛筆を使用して黄土色を簡単に作る方法をご紹介します。
絵の具で黄土色を作る方法から、色鉛筆を用いた方法に至るまで、様々な色の組み合わせや、色を混ぜ合わせる際のコツをわかりやすく解説しています。
さらに、黄土色と似た色であるからし色やベージュ色の作り方も紹介しているので、色の選択肢を広げたい方にも最適です。
この記事を読めば、黄土色を含む多様な色を自由自在に扱えるようになり、絵画の楽しみが一層広がるでしょう。
絵の具での黄土色の作り方
黄色+茶色→黄土色
黄色に茶色を少し加えるだけで、黄土色を作り出せます。
黄色+紫→黄土色
黄色をベースに、補色である紫を少し加えることで、黄土色を得られます。
オレンジ+緑+白→黄土色
オレンジを土台として緑を加え、白で調整して黄土色に仕上げます。
黄+赤+黒→黄土色
黄色をメインにして、少量の赤と黒を加えることで黄土色が作れます。
赤と黒はほどほどにしないと、色が暗くなりすぎることに注意しましょう。
絵の具で黄土色を作るコツ
色を混ぜる際は、急ぎすぎず少しずつ行うことが大切です。
一度違う色を作ってしまうと、修正にはさらに多くの絵の具が必要になります。
色を混ぜるときは、薄い色から始めて徐々に濃い色を加えていくのが良いでしょう。
黄土色を作る場合は、まず黄色やオレンジをベースにしてから、紫や黒などの濃い色を少しずつ加えて調整します。
黄土色に似た色の作り方
このセクションでは、黄土色に類似したからし色やベージュ色を作る方法について解説します。
黄+茶→からし色、または、山吹色+茶→からし色
黄土色よりも黄色が強調された特徴を持つからし色について説明します。
黄土色に対してより黄色を多用するか、山吹色を使用すると、はっきりとした違いが表現できます。
白+黄+黒→ベージュ色
白に黄色を加え、黒を少し混ぜることでベージュ色が作れます。
さらに少量の赤を加えることで、赤みがかったベージュ色を完成させることができます。
色鉛筆での黄土色の作り方
水彩色鉛筆の場合
水彩色鉛筆を使用した場合、黄土色にしたい部分に先に黄色で下塗りをしてから、茶色や紫色を上から加えます。
水を含ませた筆でぼかすと、色がきれいに混じり合います。
色が思ったより濃くなってしまった時は、水で薄めてから拭き取ることで調整できます。
通常の色鉛筆の場合
普通の油性色鉛筆では色の混色が難しいため、複数の色を重ねることで黄土色に近づける方法を取ります。
水彩色鉛筆を利用すると、より簡単にぼかし効果を出して黄土色を作ることが可能になります。
まとめ
この記事では、一般的な絵の具や色鉛筆のセットには含まれていないことが多い黄土色を自分で作る方法について、具体的な色の組み合わせと混色時のコツを詳しく紹介しました。
黄土色を作る際の色組み合わせとして、「黄色と茶色」「黄色と紫」「オレンジ、緑、白」「黄、赤、黒」が有効であること、また、色を混ぜる際は薄い色から始めて徐々に濃い色を加えることが重要であることなどを説明しました。
さらに、黄土色と似た色のからし色やベージュ色の作り方も紹介し、色の選択肢を増やす提案をしました。
また、水彩色鉛筆と通常の色鉛筆それぞれで黄土色を作る方法も説明しました。
この記事を通じて、黄土色を始めとした多彩な色を自由に作り出せる知識と技術を得られるようになり、絵画制作の幅を広げ、表現力豊かな作品作りの手助けになれば幸いです。
