
買い置きの食品、100均のケースで少しはすっきりするのかな?



ケースを買う前に食品を分けて置き場所を決めれば、100均でも在庫が見える棚になりますよ。
棚の奥から期限切れの缶詰が出てきたり、家にあるのに同じものをまた買ってしまったりすることはありませんか?
「お金をかけずに、なんとか片づけたい…」と思いながら、何から始めればいいか迷っている方も多いかもしれません。
安心してください、食品ストックの収納は100均のケースとラベルで十分に整えられます。
コツは、ケースを先に買うのではなく、食品を種類ごとに分けて置き場所と量を決めてから、足りない分だけを選ぶことです。
古いものから自然に手に取れる並べ方にしておけば、期限切れや二重買いもぐっと減らせるはずです。
種類別・場所別の収納例や、やりがちな失敗の避け方も紹介するので、買い物のたびに迷わないストック棚づくりに役立ててみてください。
100均のケースとラベルで、在庫が見える食品ストックは十分つくれます
ポイントは、先に食品を種類ごとに分けて、置き場所と量を決めてから、棚や引き出しに合うケースを必要な分だけ選ぶことです。
ケースを買ってきて詰め込むだけでは、しばらくすると元の散らかった状態に戻りやすくなります。
住設メーカーのLIXILの食品ストック収納の解説でも、まず食品を確かめて分けるところから手順が始まっています。
大切なのは値段ではなく、見つけやすい・取り出しやすい・古い順に使える状態をつくることです。
このあと、分け方と置き場所の決め方、期限切れを減らす並べ方、種類別の収納例、やりがちな失敗の順に紹介していきます。
グッズ選びはいちばん最後で大丈夫なので、気負わずに読み進めてみてください。
ケースを買う前に、食品を分けて置き場所を決めるほうが失敗しません
収納グッズを選ぶ前に食品の分類と置き場所を決めておくと、ケース選びで失敗しにくくなります。
収納用品が役立つのは、食品を種類ごとにまとめて、何がどれだけあるかを見つけやすくできるからです。
ケースや箱に入れて中身を分かりやすくするのは、食品ストックの収納で一般的に勧められている工夫です。
期限を書いて見えるようにしておくことも、あわせて案内されています。
逆に、量を把握しないままケースを買うと、「棚に合わない」「全部入りきらない」ということが起こりがちです。
次の3つの順番で進めると、むだな買い物をせずに済みます。
まず食品を全部出して、種類ごとに分ける
最初に、ストックしている食品をいったん全部出して、種類ごとに分けてみましょう。
分け方は、次のようなざっくりした分類で十分です。
- 缶詰
- レトルト食品
- 乾麺・パスタ
- 乾物
- 調味料
分けながら、それぞれの量と賞味期限もざっと確かめておくと、あとの作業が楽になります。
この段階で、同じものが何個も出てきたり、期限の切れたものが見つかったりするのはよくあることです。
自分を責めなくて大丈夫なので、「今日わかってよかった」と思って次へ進みましょう。
定位置と「ここに入る分だけ」の上限を決める
分類ができたら、棚や引き出しの一角を食品ストックの定位置に決めます。
そのうえで、「ここに入る分だけ持つ」と上限を決めておくと、増えすぎを防ぎやすくなります。
上限があれば、買い物の前に棚を見るだけで「今は買わなくていい」と判断できるはずです。
配置を考えるときは、重いものや液体を低い位置に、軽いものを上のほうに置くのが基本です。
農林水産省の災害時に備えた食品ストックガイドでも、重いものは下、軽いものは上に収納するよう案内されています。
出し入れのたびに重いものを持ち上げずに済むので、毎日の使いやすさにもつながります。
家にある箱で試してから、足りない分だけ100均で買う
置き場所が決まったら、いきなりケースをそろえるのではなく、家にある空き箱で仮に収めてみるのがおすすめです。
数日使ってみると、「ここは仕切りがほしい」「この段は取っ手付きが便利そう」と必要なものが見えてきます。
試しているあいだは、次の点を確かめてみてください。
- 食品が無理なく収まっているか
- 奥のものまで見えるか
- 片手で取り出せるか
そのうえで、足りない分だけを100均で買い足せば、費用も抑えられます。
一度に完成させようとせず、少しずつ形にしていけば大丈夫ですよ。



ケースは最後に選べば十分なので、まずは食品を全部出して分けるところから始めてみましょう!
古いものから使える並べ方にすると、期限切れが減ります
期限切れを減らしたいなら、古いものから自然に手に取れる並べ方にしておくのが近道です。
農林水産省が勧めるローリングストックは、普段食べる食品を少し多めに買い、古いものから食べて、使った分を買い足す方法です。
この考え方は、収納の「手前に古いもの、奥に新しいもの」という並べ方とセットにすると続けやすくなります。
100均のラベルや透明なケースは、その仕組みを支えてくれる道具といえるでしょう。
手前に期限の近いもの、奥に新しいもの
基本は、買い足したものは奥へ入れて、手前から使うというシンプルなルールです。
こうしておくと、棚を開けたときに最初に目に入るのが期限の近い食品になります。
さらに、ケースの見える面に中身と期限を書いたラベルを貼っておくと、箱を持ち上げて確かめる手間が減ります。
マスキングテープに油性ペンで書く方法なら、中身が入れ替わるたびに貼り替えられて手軽です。
透明なケースを選べば、残りの量も外からひと目で分かります。
減った分だけ足す「ローリングストック」につなげる
手前から使う並べ方ができると、そのまま防災の備えとしてのローリングストックにもつなげられます。
特別な非常食をそろえなくても、普段食べているレトルトや缶詰を少し多めに持つ形なら始めやすいはずです。
ローリングストックは、次の3つのくり返しです。
- 普段食べるものを少し多めに買う
- 古いものから食べる
- 食べた分を買い足す
備える量は、できれば1週間分を目安にと農林水産省のローリングストックの案内で呼びかけられています。
ただ、必要な量は家族の人数や食べ方で変わるので、決めた収納の上限に収まる範囲から無理なく始めてみてください。
家庭での備えをくわしく知りたい方は、農林水産省の災害時に備えた食品ストックガイドも参考になります。
食品の種類別に、100均のケースを使い分けた収納例
置き場所と並べ方が決まったら、いよいよ100均のケース選びです。
食品は形も大きさもばらばらなので、種類に合わせてケースを使い分けると片づけやすくなります。
「結局どれを買えばいいの…」と迷う方のために、合わせやすい組み合わせを表にまとめました。
左から順に、食品の種類と、合わせやすいグッズ、置き方を見てください。
| 食品の種類 | 合わせやすいグッズ | 置き方 |
|---|---|---|
| レトルト・缶詰 | 種類別のケース・缶ラック | 立てる・寝かせる |
| 袋入りの食品 | スタンド・ブックエンド | 立てて並べる |
| お菓子・乾物 | フタ付きボックス | 重ねて積む |
| 開封後の乾物・粉もの | ストックバッグ・保存袋 | 小分けにする |
どれも一般的な使い方の例なので、手持ちの食品の量に合わせて取り入れてみてください。
100均の商品は、店舗や時期によって品ぞろえや値段が変わることがあります。
気になる商品は、売り場で大きさと値段を確かめてから選びましょう。
ここからは、種類ごとの収納のしかたを順に見ていきます。
レトルト・缶詰は、種類別のケースに分けて立てる・寝かせる
レトルト食品や缶詰は、種類ごとにケースを分けてまとめるのが基本です。
カレー、スープ、魚の缶詰というように分けておくと、残りの数がひと目で分かります。
100均のケースで種類別にまとめる方法は、食品ストック収納の工夫として紹介されている例もあります。
カップ麺や袋麺も置き場所を決めておくと、在庫をつかみやすくなるでしょう。
レトルトのパウチは立てて並べると、ケースの上から中身を見渡せます。
一方、缶詰は寝かせて段ごとに並べる缶ラックを使う方法もあります。
350ml缶向けなど、缶の大きさに合わせた缶ラックもあると言われています。
入る本数や合う缶のサイズは商品ごとに違うので、手持ちの缶を測ってから売り場で確かめてみてください。
レトルトは立てる、缶詰は寝かせると覚えておくと迷いにくいはずです。
袋入りの食品は、スタンドやブックエンドで立てて並べる
レトルトの袋や小袋の食品は、スタンドやブックエンドで立てて並べると倒れにくくなります。
袋ものを寝かせて重ねると、下にあるものが見えなくなりがちですよね。
立てておけば、本の背表紙を探すように上から目当ての袋を選べます。
100均でも扱われていることが多いブックエンドや仕切りは、袋ものを支えるのに便利です。
鰹節やふりかけなどの小袋は、袋入り食品用のスタンドに立てて入れる使い方もあるようです。
ただし、大きめの乾物の袋はスタンドからはみ出すこともあると言われています。
奥行きや高さは商品によって違うので、入れたい袋の大きさを測ってから選ぶと安心です。
お菓子や乾物は、フタ付きボックスにまとめて積む
お菓子や乾物は、フタ付きのボックスにまとめて棚に積むとすっきり収まります。
フタがあれば上に重ねられるので、高さのある棚でもすき間を活かせます。
ダイソーのフタ付きボックスを、食品やお菓子の収納に使う例もあるようです。
商品によっては、本体とフタを別々に買う場合もあると言われています。
積み重ねると中が見えにくくなるので、ボックスの正面に中身を書いたラベルを貼っておきましょう。
ラベルがあれば、積んだままでも何が入っているかすぐに分かります。
ストックバッグや保存袋は、開封後の小分けに使う
開封した乾物や粉ものは、ストックバッグや保存袋に小分けにすると使いやすくなります。
ダイソーの公式サイトでも、立つストックバッグが新商品として紹介されていました。
自立する袋なら、ケースの中に立てて入れられるので、袋ものと同じように上から選べます。
ただし、元の袋から移すと、賞味期限や保存方法の表示が見えなくなってしまいます。
移し替えるときのラベルの書き方は、このあとの失敗例でくわしく紹介します。
キッチンの場所ごとに考える、取り出しやすい置き方
パントリーがなくても、引き出しや棚、シンク下など、場所に合った置き方を選べば食品ストックはまとまります。
「うちは収納スペースが少ないから…」と、あきらめかけている方もいるかもしれません。
大事なのは場所の広さよりも、その場所の深さや高さに合わせてケースを選ぶことです。
LIXILの解説では、よく使う食品を出し入れしやすい場所に置くよう勧めています。
奥まった場所には、取っ手付きのケースが便利だとも紹介されています。
ここでは、キッチンでよくある3つの場所ごとに置き方を見ていきましょう。
引き出しは、浅いケースで仕切って上から見渡す
引き出しには、浅めのケースや仕切りを並べて、上から見渡せるようにするのがおすすめです。
引き出しは開けると中身を真上から見られるので、背の低いケースのほうが一覧しやすくなります。
深いケースに重ねて入れると、下のものが隠れてしまい、結局忘れる原因になりがちです。
仕切りで区切っておけば、小袋や袋麺が動いて迷子になることも減ります。
開け閉めしやすい場所なので、ふだんよく使う食品を入れておくと便利です。
奥行きのある棚は、取っ手付きケースで手前に引き出す
奥行きのある棚は、取っ手付きのケースに入れて、手前に引き出して使えるようにしましょう。
深い棚では、奥の食品が手前のものに隠れて、あること自体を忘れてしまいがちです。
ケースごと引き出せれば奥まで見えるので、期限の近いものも見落としにくくなります。
買う前には、次の3か所を測ってメモしておいてください。
- 棚の幅
- 棚の奥行き
- 上の段までの高さ
高さは、ケースを引き出すときに指が入るくらいの余裕も見ておくと安心です。
重い水や缶詰は、低い位置にまとめる
重いものほど下に置く考え方は、定位置を決めるところで触れたとおりです。
キッチンでは、棚のいちばん下の段やシンク下など、床に近い場所がその置き場所になります。
シンク下を使う場合は湿気がこもりやすいこともあるので、ときどき様子を見てあげてください。
また、防災用の備えは、キッチンだけでなく別の場所に分けて置く考え方もあります。
ふだん食べるものはキッチンで回し、あまり使わない備えは別の場所にと、役割で分けると管理しやすくなるはずです。



全部の場所を一度に整えなくて大丈夫です。まずはいちばんよく使う引き出し1つから試してみてくださいね。
100均収納でやりがちな失敗と、避けるコツ
100均のケースで食品ストックを整えるときは、よくある失敗を先に知っておくと、整えた状態が長続きします。
「せっかく片づけたのに、また元通り…」という経験がある方もいるかもしれません。
でも、それは片づけが苦手だからとは限らず、ちょっとした段取りで防げることも多いものです。
ここでは、つまずきやすい3つの失敗と、その避け方を順に紹介します。
測らずに買って、棚に入らない
よくあるのが、ケースの大きさが棚や食品に合わない失敗です。
売り場でよさそうに見えても、家の棚に置くと奥行きが足りなかったり、高さがつかえたりすることがあります。
反対に、ケースは入ったのに、入れたい食品の袋がはみ出すこともあるでしょう。
寸法を測ってメモしておく準備は前の章のとおりなので、ここでは売り場での工夫を足しておきます。
棚の写真をスマートフォンで撮っておくと、売り場で置いたときの様子も思い浮かべやすくなります。
同じケースを並べたい場合は、まず1つだけ買って試し、ぴったり合ったら買い足す方法もあります。
1つだけなら、合わなかったときもほかの場所で使い回せるので、気持ちも楽なはずです。
袋や箱から出して、期限や保存方法が分からなくなる
食品をケースに移し替えるときは、期限と保存方法が分からなくならないよう気をつけましょう。
見た目をそろえたくて、袋や箱から出して詰め替えたくなる方もいるかもしれません。
ただ、元の袋や箱には、賞味期限や保存方法といった大切な情報が書かれています。
消費者庁の資料でも、期限表示は定められた方法で保存することが前提とされています。
また、一度開けた食品は、表示された期限まで品質が保たれるとは限らないとされています。
移し替えるときは、中身と期限に加えて、開けた日と保存方法もラベルに書いておきましょう。
保存方法の表示を見ながら使いたい食品は、箱や袋のままケースに入れるのが安心です。
開封した食品は、袋に書かれた保存方法を守って、早めに使い切るようにしてください。
ケースを増やしすぎて、かえって管理が大変になる
ケースは、少なめから始めるほうが管理が続きます。
分類を細かくしすぎると、ケースばかりが増えて、どこに何を入れたか覚えきれなくなりがちです。
補充のたびにどのケースか迷うようになると、だんだん片づけそのものが面倒になってしまいます。
はじめは、レトルト・缶詰・袋もの・お菓子のように、大きな分類で分けるだけで十分です。
使ううちに1つのケースがいっぱいになったら、そのとき初めて細かく分ければ間に合います。
続けやすい数のケースに絞ることが、きれいな状態を保つ近道といえるでしょう。
食品ストックの100均収納でよくある質問
ここでは、食品ストックを100均グッズで整えるときに気になりやすい疑問に、短くお答えします。
始める前の小さな不安を、ここで解消しておきましょう。
まとめ:食品を分けて置き場所を決めてから、100均で必要な分だけ
食品ストックの収納は、高いグッズをそろえなくても、100均のケースとラベルで在庫が見える形に整えられます。
大切なのは、ケースを買う前に食品を種類ごとに分けて、置き場所と「ここに入る分だけ」の上限を決めておくことです。
ポイントを振り返ると、次のとおりです。
- 食品を全部出して種類ごとに分け、定位置と上限を決める
- 家にある箱で試してから、足りない分だけ100均で買う
- 手前に期限の近いもの、奥に新しいものを置く
- ケースの見える面に、中身と期限を書いたラベルを貼る
- 重いものは下、よく使うものは取り出しやすい場所に置く
- ケースは大きな分類から始めて、増やしすぎない
古いものから使える仕組みができれば、期限切れや二重買いは自然と減っていきます。
買い物の前に棚をのぞくだけで、何を買えばいいか迷わなくなるはずです。
そのままローリングストックとして回せば、ふだんの食品が防災の備えにもなります。
完璧をめざさなくても大丈夫です。
まずは棚1段か引き出し1つ分の食品を出して、種類ごとに分けるところから始めてみてください!
1か所うまくいけば、同じやり方をほかの場所にも広げていけますよ。










